彼女の発見にはまだ名前がなかった。彼女は、その発見は、「しるしをもった」原始キリスト教の復帰を実現することであると理解していた。初めは、自分の体系を「道徳科学」と呼び、その心的性質を強調した。後に、この宗教を「キリスト教科学」と名づけ、そのキリスト的性格を強調した。後に、彼女は次のように書いている。
「私は、それをキリスト教と名づけた。なぜなら、それは、思いやりがあり、役に立ち、霊的であるからである。私は、神を、不滅の心と呼んだ。罪を犯し、苦しみ、死ぬものを、滅びる心と名づけた。肉体的感覚、すなわち感覚に訴える性質のものを、誤りや影と呼んだ。魂を、実質と名づけた、なぜなら、魂のみが、真に実質的であるからである。神を、個人的な存在とみなした、しかし神の肉体性は、否定した。実在するものを、永遠であると主張した、そしてその正反対のもの、すなわち一時的なものを、非実在と説明した。霊を、実在するものと呼んだ、そして物質を実在しないものと呼んだ」。
Retrospection and Introspection (『回顧と反省』)
癒された患者がますます多くなっていたが、彼女は、癒しは、道徳的再生と霊的成長への入り口にすぎないと断言した。彼女は次のように書いている。
「身体の病気を癒すということは、キリスト教科学の最も小さな部分である。より高い無限の善の領域にあって、癒しは人の考えと行動を呼び覚ます召集ラッパの音にすぎない。罪を癒すことがキリスト教科学の重要な目的である。そしてこの仕事は病を直すよりむずかしいことがある。それは人間というものは病気になることを好まないが、罪は好んで犯すからである」。
『神性科学の基本』
(注:キリスト教科学の宗教をより深く理解したいと思われる方は、キリスト教科学の教科書、メリー・ベーカー・エディ著『科学と健康-付聖書の鍵』およびキリスト教科学の刊行物や書籍をご参照ください。これらは、キリスト教科学の教会が運営している読書室やキリスト教科学出版協会で求めることができます。)